インバウンド

ARで街の活性化!
人気アニメ「たまゆら」公式アプリ”たまゆらふぁいんだー”

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2015.08.11

“聖地”とファンをつなぎ、町おこし

イノラボは、松竹株式会社、広島県竹原市観光協会と共同で、同市を舞台としたテレビアニメシリーズ 「たまゆら」の公式スマートフォンアプリ「たまゆらふぁいんだー」を開発。作品のファンと作中に描かれた実在の街をつなぐことをコンセプトとし、アプリ利用者の来街や回遊を促す仕組みを提供しています。

ARを活用した街の活性化

「たまゆらふぁいんだー」ではマーカーレスAR技術を用い、作品とタイアップしたイベント会場などで配布されるイラスト入りシールにスマートフォンをかざすことで、作品ゆかりのスポットや名場面を楽しむことができます。また、各シールに対応したコンテンツ「たまゆらフォトカード」を獲得できます。

フォトカードには、人物紹介やモデルとなった実在の名所や店舗の情報を収録。ファンを街に誘導する効果を発揮します。また2枚のシールを連続して読み取ることで、登場人物同士のかけあいシーンや、その場所にまつわる名場面など、特別なコンテンツを取得することもできます。シールのコレクション価値が高まるほか、どの組み合わせでどのシーンが登場するか?という謎解き要素が、ファン同士のコミュニケーションを促す効果を狙っています。

図1_2

このアプリを通して、地域連携型のコンテンツをより効果的に街の活性化に生かす、新たなサービスモデルを検証していく予定です。さらに、全国の地方都市を対象に、ゆるキャラやご当地アイドルなど地域が発信するコンテンツと連携したサービス開発や、街のプラットフォームサービスとの連携なども進めていく計画です。

text:河野碧